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n8n は、ノーコード / ローコードのワークフロー自動化フレームワークです。本ガイドでは、OpenAI 互換の Chat Model ノードを通じて SambaCloud のモデルを n8n に接続する手順を解説します。

前提条件

作業を始める前に、以下の環境を準備してください。
  • n8n アカウント (クラウド版またはセルフホスト版、最新のリリース)。本ガイドで使用する Advanced AI クラスターノードは 1.x 系から提供されており、n8n は現在 2.x 系のため、保守されているバージョンであれば利用できます。古いビルドをセルフホストしている場合は、先へ進む前にノード検索で AI Agent が表示されることを確認してください
  • SambaCloud の API キー。SambaCloud アカウントを作成し、「API keys」タブでキーを生成して取得してください
OpenAI Chat Model ノードはサブノードであり、単体では動作しません。AI Agent や Basic LLM Chain などのルートノードに接続する必要があります。本ガイドでは AI Agent を使用します。

ワークフローの作成または表示

n8n プラットフォームにログインし、+ ボタンを選択します。または、「Create Workflow」 ボタンを選択して新しいワークフローを開始します。
Create Workflow ボタンが表示された n8n のワークフローエディタ

AI Agent ノードの追加

キャンバス上で 「Add first step」 または + ボタンを選択し、AI Agent を検索して追加します。AI Agent ノードは、モデルと接続したツールを実行するルートノードです。キャンバスに追加すると下側に空のコネクタースロットが並び、そのひとつが Chat Model です。

OpenAI Chat Model サブノードの追加

AI Agent ノードの Chat Model コネクターにある + を選択し、OpenAI Chat Model を選びます。SambaCloud は OpenAI 互換のため、SambaNova 専用のノードがなくてもこのノードで接続できます。
AI Agent ノードに OpenAI Chat Model サブノードを接続した n8n のキャンバス

認証情報の設定

OpenAI Chat Model パネルで 「Credential to connect with」 ドロップダウンを開き、「Create new credential」 を選択します。API Key に SambaCloud の API キーを入力し、Base URL に https://api.sambanova.ai/v1 を設定します。
Credential to connect with ドロップダウンを表示した n8n の OpenAI Chat Model パネル
見落としやすいのが Base URL フィールドです。OpenAI のデフォルトのままにすると、すべてのリクエストが SambaNova のキーを付けたまま OpenAI に送信され、保存時ではなく最初の呼び出し時に失敗します。
SambaNova の API キーとベース URL を入力した n8n の認証情報パネル
認証情報を保存します。n8n が接続テストを実行し、キーと Base URL の両方が受理されると Connection tested successfully と表示されます。

モデルの選択

「Model」 ドロップダウンをクリックします。n8n は設定した Base URL の /models を呼び出して一覧を取得するため、認証情報を保存すると SambaCloud の最新のモデルカタログが表示されます。
現時点では、この 2 つの要件を 1 つのモデルで満たすことはできません。AI Agent は Function calling (関数呼び出し) を通じてツールを動かしますが、gemma-4-31B-it は Function calling の対応モデルに含まれていないため、gemma にツールを接続したエージェントはモデル単体で応答し、ツールを一切呼び出しません。n8n の実行ログには何も記録されないため、エージェントがツールを無視しているように見えます。gemma-4-31B-it は、ツールを使わない画像入力の用途に限って選択してください。
Model ドロップダウンを表示した n8n の OpenAI Chat Model パネル
上のスクリーンショットに写っているモデル ID は以前のカタログのもので、その一部はすでに提供終了しています。画像内の名前ではなく、SambaCloud が現在提供しているモデルを一覧表示するドロップダウンを信頼してください。同じ一覧は curl https://api.sambanova.ai/v1/models でも確認できます (API キー不要)。SambaCloud のモデル もご参照ください。
ドロップダウンが空の場合は、トラブルシューティング をご参照ください。

トラブルシューティング

多くの場合、認証情報のテストには成功したものの /models の呼び出しが失敗していることが原因です。Base URL が末尾スラッシュの過不足なく正確に https://api.sambanova.ai/v1 であること、および API キーが有効であることを確認してください。
この問題は、カスタム Base URL を設定した n8n のスタンドアロン OpenAI ノード (v2、「Message a model」) で報告されたものです。認証情報のテストと実行時のノードが同じ最終 URL を組み立てないため、テストだけが通ります。n8n-io/n8n#21651 をご参照ください。別の OpenAI 互換プロバイダーに対して報告されたもので、2026-05-26 に完了としてクローズされているため、最新の n8n では発生しないはずです。それでも発生する場合は、最終 URL で /v1 が欠落または重複していないかを確認し、本ガイドと同様に AI Agent と組み合わせた OpenAI Chat Model サブノードを使用してください (こちらはこの問題の影響を受けていませんでした)。
原因は 2 つ考えられます。OpenAI Chat Model ノードの組み込みツール呼び出しは、Basic LLM Chain ではなく AI Agent ノードに接続されている場合にのみ機能します。すでに AI Agent を使用している場合はモデルを確認してください。ツール呼び出しには Function calling に記載されたモデルが必要ですが、gemma-4-31B-it は対象外のため、このモデルを使うエージェントはツールを一度も呼び出さずに応答し、エラーも記録しません。
API キーが余分な空白の混入なくコピーされていること、および SambaCloud のダッシュボードで失効していないことを再確認してください。

使用例: 家計簿エージェント

具体的な例として、シンプルな家計簿エージェントを構築する サンプルワークフロー をご覧ください。このワークフローは、SambaCloud と n8n を用いてより高度なエージェント型ワークフローを構築する際のテンプレートとして活用できます。