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インストールは完了したのにデータが得られない場合や、デバイスがメトリクスを報告しなくなった場合は、本ページの手順に沿って切り分けを進めてください。

症状別の参照先

Prometheus にも Grafana にもデータが表示されない

以下を順に確認します。ほとんどのケースは最初の 2 つが原因です。

1. プローブが作成されていない

<exporter>.enabled はエクスポーターをデプロイする設定で、<exporter>.probe.enabled は Prometheus にデバイスをスクレイプさせる設定です。前者だけでは、エクスポーターは稼働しても何も生成しません。Helm が実際に適用した値を確認します。

2. Prometheus がプローブを選択していない

正しくインストールしたのにデータが得られない原因として最も多いのがこれです。Prometheus が選択条件とするラベルを持たない Probe や ServiceMonitor は、作成自体は成功するものの、その後一度もスクレイプされません — しかもエラーはどこにも出ません。
両者のラベルが一致している必要があります。kube-prometheus-stack は release: <its-release-name> を選択条件とします。空のセレクター ({}) はすべてを選択します。values ファイルで probe.labels と serviceMonitor.labels を設定してアップグレードすることで修正できます。

3. ターゲットがダウンしている

Prometheus の UI を開き、Status、Targets の順に移動します。有効化した各 Probe はジョブとして表示され、デバイスごとに 1 つのターゲットを持ちます。down と表示されているターゲットには、スクレイプエラーの内容が表示されます。 ターゲットがそもそも表示されない場合は、Prometheus がプローブを選択していません。ステップ 2 に戻ってください。

デバイスへの到達性

エクスポーターの Pod が PDU や BMC に到達できるのは、その Pod が動作するノードが管理ネットワークへの経路を持つ場合のみです。通常、ノードはフロントエンド側と管理ネットワーク側の両方のアドレスを持ちますが、常にそうとは限りません。経路がないノードでは、チャートをどう設定してもメトリクスは得られません。 以下の確認は、ワークステーションからではなく、クラスターのノード上で実行してください。各ループには実際のデバイスアドレスを列挙します。2 つ目のループは XRDU の BMC パスワードの入力を求める形式のため、パスワードがシェル履歴に残りません。
XRDU には -k と -u の両方が必須です。BMC は自己署名証明書を使用し、認証を必須とするため、オプションなしの curl https://... は証明書エラーで失敗し、あたかもデバイスがダウンしているかのように見えます。 経路を持つノードと持たないノードが混在する場合は、エクスポーターをノードに固定します。
到達できないデバイスに対しては、エラーステータスではなく、HTTP 200 と pdu_up 0 または xrdu_up 0 が返ります。これは意図的な設計です。200 以外の応答を返すと Prometheus がそのスクレイプ全体を破棄し、停止検知のアラートが依存する up サンプルまで失われるためです。

XRDU のプローブ失敗

XRDU の場合、xrdu_up 0 は、認証情報の拒否・証明書の問題・デバイスに到達できない場合のいずれでも同じように記録されます。これらはログで区別できます。

XRDU パスワードの更新

エクスポーターが Secret からパスワードを読み取るのは、Pod の起動時のみです。Secret を変更したら、エクスポーターを再起動してください。 SambaRack Manager がインストールされているホストで、現在のパスワードを取得します。
次に、kubectl にアクセスできるホストで Secret を置き換え、エクスポーターを再起動します。

SambaNova エクスポーターがメトリクスを報告しない

このエクスポーターはホスト上のプロセスです。チャートはこのエクスポーターをデプロイせず、起動させることもできません。
Pod が Running のまま Ready にならない場合や、エンドポイントが notReadyAddresses に入っている場合は、そのノードでホスト側のサービスが停止しています。Readiness Probe は意図的にホストプロセスの状態に追随するようになっており、停止したエクスポーターはゼロ値を報告するのではなく、Service から外れます。 該当するホストモジュール上で実行します。

ダッシュボードが空の場合

以下を順に確認します。
  1. エクスポーターが有効化されていないか、probe.enabled がオフになっている。Prometheus にも Grafana にもデータが表示されない をご参照ください。
  2. Prometheus がターゲットをスクレイプしていない。Status、Targets の順に開いて確認します。
  3. パネルが必要とするラベルが設定されていない。ラックごとの電力表示には各 PDU ターゲットの rack ラベルが、RDU ダッシュボードには sambanova-exporter.serviceMonitor.rackMap が必要です。ダッシュボードのカスタマイズ をご参照ください。
  4. ダッシュボードがそもそも表示されない。サイドカーのラベルが一致していません。Helm チャートでのインストール をご参照のうえ、Grafana で sambarack を検索してください — デフォルトの kube-prometheus-stack では、ダッシュボードは General フォルダーに配置されます。

Pod とイメージ

SambaNova に提出する診断情報の収集

メトリクスを報告していない各ホストモジュール上で実行します。
チャートのバージョン、エクスポーターのイメージタグ、インストールが接続環境かエアギャップ環境かの別も添えてください。共有する前に、デバイスの認証情報をマスクしてください。

次のステップ